ゲームメーカー研究第5弾:アトラス

どうも、こすもんぬです😹
ゲームメーカー研究の5回目をやっていきます。ちょうどこれを書いている2020年11月28日は僕のオススメゲーム「十三機兵防衛圏」の発売1周年の日なので今回はATLUS(アトラス)」を調べていきます。

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アトラスといえば女神転生シリーズ」「ペルソナシリーズ」など現代と神話を舞台にしたRPGが有名ですね。いつも通り歴史、有名タイトル、注目タイトルを見ていきましょう!

 

アトラスの歴史

ATLUSの歴史はかなりややこしかったので大まかな概略だけ

1986年に設立。2006年にインデックスグループに入り、2010年インデックス本体へ吸収合併され同社のブランドとして存続することとなる。

しかしインデックスは取引銀行であった日本振興銀行の経営破綻により経営が悪化し民事再生手続きのスポンサーとしてセガを選定し2013年にアトラスをはじめとするデジタルゲーム事業などをセガの100%子会社のセガドリームに譲渡した。その際にセガドリームは商号変更してインデックスとなっているのでちょっとややこしい

その後2014年にインデックス(旧セガドリーム)は会社分割に伴って「株式会社アトラス」へと商号変更する。

 

 

会社の歴史としてはこんな感じで実際にどんなゲームを作っていたのかというと、設立時はコンピューターゲームの開発のみを行い販売は他社で行っていたがのちに販売も自社で行うようになる。業務用ビデオゲームやアーケードマシンなどアミューズメント施設に関するゲームの開発も多く、セガと共同開発したプリントシール機「プリント倶楽部はプリクラとして親しまれた。が調子に乗ってたらブームが過ぎまた他社に先を越され大量の在庫を抱えるという失敗もあった。

 

またゲームに関しては独自の世界観を持ったRPGに強みを持っており、当時RPGが弱かったセガはアトラスを子会社に取り込みIPの相互乗り入れを実施するなどしてRPGの強化を行った。

 

有名・名作タイトル

女神転生シリーズ

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荒廃し、悪魔のはびこる現実世界を舞台としたRPG
オカルト要素とサイバー要素、また現代を舞台とし、さらにハードロック調のBGMが多いことなどから独自の世界観を持つRPGとして人気を集めている。
アトラスといえばこれ

主人公は悪魔と会話し「仲魔」にして戦い、複数の悪魔から武器を作り出す悪魔合体」、「剣合体」などのシステムは他のRPGに大きな影響を与えたとされる。(配合とか錬金みたいな)

原作は1986年に発表された「デジタル・デビル・ストーリー」という伝奇SF小説の第一作「女神転生」であり、当時のメディアミックス戦略からゲームへの展開が始まった。
作中では善と悪、秩序と混沌などの二元性を問いかける部分が多くメッセージ性の強い作品である。

 

ファンタジー世界や中世の世界を舞台としたRPGが多かった時代にそれらに対抗することを目的としていたみたい。
他に類を見ない世界観から派生作品も数多くありペルソナシリーズもその一つである。
2021年には真・女神転生Ⅴの発売が予定されている。

 ・ペルソナシリーズ

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女神転生シリーズの派生作品。女神異聞録ペルソナから続くシリーズ

異変によって悪魔やシャドウといった異形の存在が出現されるようになった現代の日本の街や高校を舞台として心の奥底にある別人格が具現化した特殊能力「ペルソナ」に目覚めた主人公たちが事態を解決していくRPG

 

女神転生シリーズとの違いは世界観は似ているが高校を舞台とすることで友情や恋愛といった若者にとって身近なテーマを扱ったり、仲魔ではなく仲間であること、キャラクターボイス、そして最大の特徴であるペルソナシステムが挙げられる。

 

ペルソナシリーズ自体の人気拡大により漫画、小説、テレビアニメ、演劇などのメディアミクスが行われておりゲームの派生作品も多い。

世界樹の迷宮シリーズ

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2007年にDS用に発売された3DダンジョンRPG

古めかしいシステムやBGM、若干高めの難易度などからオールドゲーマーに人気となった。基本はダンジョンRPGだが他と違うのはタッチパネル画面を使用してプレイヤー自身がダンジョンのマップを制作することができるマッピングシステムである。

また職業もあり9つの多彩な職業から最大5人のパーティーを組んで迷宮を攻略していく。

・十三機兵防衛圏

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神ゲー

十三人の少年少女が機兵と呼ばれる機械に乗り込み世界の終焉に立ち向かっていくSFシミュレーションアドベンチャー

これに関してはめっちゃ詳しく書いた記事があるので興味があれば見て↓↓

 

cosmonnuu.hatenablog.com

 

アトラス×ヴァニラウェアの作品は「プリンセスクラウン」「オーディンスフィア」「ドラゴンズクラウン」など個性的なファンタジー、美しい2Dグラフィックスやドット絵アニメーションと質の高いRPGがうまく融合したものが多く評価が高い。

 

今後注目したいタイトル

・PROJECT Re FANTASY

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中世ファンタジーの流行りへの対抗としてリリースされた「真・女神転生」や「ペルソナ」シリーズなど常に時代へのカウンターとなるコンセプトでRPG作成を行ってきたアトラスが原点回帰して「真なる幻想世界(ファンタジー)」に挑むプロジェクト

 

アトラスが王道に挑むというのが面白いところ

スタジオ・ゼロと呼ばれる新たなスタジオで生み出されるRPGに期待したい。

 

2016年12月にプロジェクトが発表されたが別セクションからの掛け持ちがほとんどでなかなか進んでいる様子がなかったが2019年2月にリリースされた「キャサリン・フルボディ」の制作を終えてプロジェクトが本格的に始動しているようです。

 

 

まとめ 

いくつかのゲームメーカーを調べてみてやっぱりそれぞれに得意分野があってそれをうまく展開していっているんだなと思う。またどこも新規IPの創出に力を入れている様子も見られて今後に期待したくなる

 

PROJECT Re FANTASYはめちゃくちゃ気になる